寄り付き前に読む今日の相場分析。朝の「源太の講義」と「今日の見方」を要約してお届けします。


10月12日(月) 強気の中の警戒。仕手株の方が気が楽という気がする

10月13日(火) こういう時は焦らない。じっくり待つ株で幅を取る

10月14日(水) 今日は【ポイントの日】、総体的な値上がりが出来たら強くなるだろう

10月15日(木) 保守的に組む。この場面、自分が判る範囲内しか売り買いは出来ない

10月16日(金) 市場に弱気が増えた。今日は頑張って欲しいところ


2020年10月12日
「強気の中の警戒。仕手株の方が気が楽という気がする」
(1)二転三転するトランプ大統領を中心とした動きに、市場についてくのがやっと。強いのは判るからそれに乗るのだが、「乗れていない」という錯覚を持ってしまう。
(2)こうした状況ではやっと回転できた資金を「早い結果」のものや「次はこれだ」というタイプに大きく投資を傾けてしまうことが一番危険である。
(3)自分はこの位置と悪い話を「聞こえない」ふりをする市場で勝負に行く事はない。ただ、強いから外さないように可能性のあるものへ資産の半分程度で投資すべきだと思う。
(4)需給関係だけは相当よくなっているし、個人の信用買いも増えてきた。まだまだ乗れていないと思う人が多い分株式は上だと思う。
(5)一方、日経平均のEPS1028円という状態で、いくら前進したとしても今の日経平均に似合う1600円台にはなれない。決算前の買いは成立するが「出尽くし型」になると思われる。だったら、仕手株の方が気が楽という気がする。

強気の中の警戒【源太の講義】寄り付き前
今週の株式市場10月11日

2020年10月13日
「こういう時は焦らない。じっくり待つ株で幅を取る」
(1)今「自分の手元」を見て、買い玉が増えているか確認すること。減った人は焦りから何か儲かる物はと急ぐ雰囲気がある市場。
(2)こうした時に、今年まだマイナスになっている人が焦ってしまうことが多く、その焦りはどうにかプラスで終わらせようという、少しいつもよりも引っ張ってみたり、強く動いたりしてします。
(3)ここで難しいのは理屈は判っているからどう動くのか。安川電機(6506)の失速から先買いが過ぎていると決算で下がることが分かっているから、実力や出遅れ物色が有利である。。
(4)しかし、金融相場だと判っているから、強いものを狙いに行くという考え方になって、それが上がると爪を伸ばすという風な傾向がある。安川電機の今後の動きなども参考にするが、通常は上がって来た株式は決算は一つのラウンドの終わりになっている。好業績だとしても上がったものの押しは注意しましょう。
(5)自分はここでは決算がどんなであってもという感じで、来期に向かってとか、仕手系の少し低位株に向かっていこうと思う。来年に向かっての計画が大事で、今日も無茶はしないで地味にやっていく。

焦らない【源太の講義】寄り付き前
今日の見方(10月13日)

2020年10月14日
「今日は【ポイントの日】、総体的な値上がりが出来たら強くなるだろう」
(1)いまいち盛り上がらない市場は、ザラ場見ていない人に取っては結局「強く」見えるだろう。ですから、この市場はついていこうとしたら相当難しく、持ち玉を手放しにくい側面もある。
(2)ケアネット(2150)辺りの動きは翻弄されるが終わってみたら下値は堅かったという事になるし、楽天(4755)なんかも乱高下で上ですから外しにく。ジェクシード(3719)のいつもと違う上げ方を見たら売れない。
(3)多分、この市場が本当に強く資金的な余裕はあるが、位置的なものや決算という現実考えたら、「今は買えない」とする発想が強くなっていると思う。
(4)ここでの運用は思い入れの一角を持ちながら、低位株で材料を持った、存続できそうな企業を買っておいて、後は環境関連などのバイデンシフトという事になる。
(5)今日は【ポイントの日】であるが、低位株の存在が大事で、とにかく全体に少し商いが欲しい。今日はそこを見る日だと思う。

麩を踏んだ相場【源太の講義】寄り付き前
今日の見方(10月14日)

2020年10月15日
「保守的に組む。この場面、自分が判る範囲内しか売り買いは出来ない」
(1)この場面では持続が良いか、売却が良いかは、人によって答えは違うだろう。自分は判る範囲内しか売り買いは出来ないと思うし、そこは短期売買に徹するか、下値がある程度読める物に対しての買いになってしまう。
(2)根本的には企業資質であるが、今の市場の位置は高く、レシオの高い中での余り良くない中間決算を迎えるとなると、自分は大きくは買わない投資になるし保守型に組む。
(3)「中立」で、やや弱含み、買い玉は強気型という、少しギャンブルっぽく組み立てている。燦キャピタル(2134)やトレイダーズ(8704)といったタイプを下で沈めて、ジェクシード(3719)を売らないという形。
(4)今は逃げるが勝ちでもないから厄介で、企業の将来からバイデン関連まで買ってしまった市場だけに難しい選択である。
(5)この市場は資金が多いから、閑散に売り無しから押し目は買いが入るし、裁定売り残が多いから下がり難いとなる。

聞いてないよぉ~!【源太の講義】寄り付き前
今日の見方(10月15日)

2020年10月16日
「市場に弱気が増えた。今日は頑張って欲しいところ」
(1)市場に弱気が増えたことから、今週末のNY市場や欧州市場に比重がかかり、来週頭のポイントの日が大きく重要さを増す。
(2)今週のポイントの日は「薄商い」から「不安」に変わったことから、多くの市場関係者が今まで強気だった押し目株に対して弱気が始まり、投げを誘発している状況である。
(3)急に売らなければならない状況ではない中、「早く売らなきゃ」という感じのニュアンスになっているのが気になる。
(4)特に今日は週末だから個別株が耐えてくれたらいいと思う。買い過ぎていただけに頑張って欲しいところ。
(5)バイデン銘柄まで買ってしまった市場だから、ここからの材料は「下がらない」と見るか「調整」と見るかで、自分は枠に余裕があるから買い向かってみたいが、これが間違っていると判断したら、投げなければならない。

粘って欲しい【源太の講義】寄り付き前
今日の見方(10月16日)

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