2020年7月12日「今週の見方」の要約版をお届けします。
◯中国の上海総合指数、米国株は上がるが、日本株は不甲斐ない状態である
◯個別株が次々と下がって行く中、頑張っている株式は過去に話した銘柄である。ベルーナ(9997)やエーアイ(4388)などちょっとしたタイミングの違いである
◯この市場は少し時間軸をずらせば元に戻る銘柄が数多く、ここまで戻るという事は相当強い市場だと思う
<二つの見解>
(1)売買代金低下で夏枯れ相場の様相となる中、新型コロナウイルスの第2波への懸念とともにバリュエーション面での割高感は依然として根強く、23000円以上の株価上昇は難しいとの見方がある
(2)薄商いの中、市場のボラティリティ(変動率)低下を背景にリスクパリティファンド等が機械的に株価を押し上げることで、今後も(下値が堅く)じり高基調が続く可能性がある
<結論>
(1)足元の変動率低下が継続し、機械的なリスクパリティの買いが(薄商いの中)相場を押し上げる展開が想定される
(2)日本株においてはバリュエーション面からは過度に慎重になりすぎず、押し目買いスタンスを継続して行くのが正しい
◯なにかはっきりしたら売るが、逆張りで通じる市場だと考えている