2020年7月5日「今週の見方」の要約版をお届けします。
◯米南西部州で新型コロナウイルスの感染第2波が起こっているが、経済の中心地であるニューヨーク州では感染の拡大が抑制されている
◯これによって3月の第1波のような死への恐怖を伴ったパニック売りは抑制され、むしろ「ウィズコロナ」で強みを発揮するナスダック総合株価指数の押し上げにつながっている
◯日本国は以前記述した「香港風邪」のパターンであり、7月は早いように感じても読み筋で、ここからもう少し数字は積み上がると考える
◯死者は世界的には増えている。この引っ張りに各国の財政支出と米国の好調な経済。こで経験則であるが、運用はしなくてはならない、下がるかどうか判らない、資金は相当ある、行動ファイナンス上ここまで多くが売りのスタイルを取った場合は殆どの確立で一時的に上に向かう
◯米国の経済数値が急速に上がっているが、このまま患者が増えたり、経済が止まると行き過ぎている分、7月は伸び悩む気がする
◯各国は財源は底をついており、次の手が打てない状況で、選挙のための「綱渡りの政治」はここで一時的に上昇しても難しいだろう
◯従って、大きな先は上がっても現在は肯定し難い。しかし、需給問題から買いはあるので、何が買えるのかを問答して「絞り込んだ」強気になって来る。好業績の可能性、ニューノーマル、経営の変化、この三点から銘柄を選んでいく方が無難という考え方になる