2020年9月27日「今週の見方」の要約版をお届けします。

<2020年9月28日~10月2日>

☆日経平均☆

  • テクニカル的には日足の一目均衡表の転換線と基準線を下値支持にした緩やかな上昇基調を維持している。

 →2つの線を下回るとこれらが下値支持から上値抵抗線になりやすい

  • 今週は29日に中間期末配当の権利落ちで140~150円水準を切り下げた後も、転換線と基準線を上回ることができるかどうかが焦点である。
  • 9月中旬の一目均衡表の「ねじれ」で結果出せなかったのは大きな痛手で、配当という強制的な下落が意外に重くのしかかる「需給の変化」に注意しよう。

☆米国株☆

  • 外国株に一目均衡表というのは似合わないし、矛盾もあるのだが、今月の急落を主導しているナスダック総合株価指数は日足の一目均衡表の転換線が上値抵抗になり、抵抗帯の「雲」の中に突入した。
  • 「雲」の上限が下値支持にならなかったことから、今後、「雲」の下限を下回ると「弱気相場入り」の可能性も高くなるから注意しよう。
  • 追加経済対策の協議が難航していることに加え、中西部を中心に新型コロナウイルスの感染者が再び増加の兆しを見せているが、根本的な悪材料は需給関係の悪化が解消されていない点である。
  • 市場では米国株は自律調整終了後、財政マネーと緩和マネーに押し上げられた中長期の上昇基調を再開するとの見方が依然多い。
  • 個人的には低金利で始まっている総体的な運用資金増加から底堅く推移すると思っているが、あぶく銭から個人が無茶苦茶な参加をしたナスダックは少し様子を見るべきだと思う。

★投資戦略★

  • 今週は各種経済指標が出てくる。良ければいいのか、悪ければよいのか区別がつかない状況である。
  • 「悪い部分はちゃんと見る」と思いながら、「好材料にはポジティブに」という非常に難しいところで、月替わりから動き始める国内機関投資家の選択が非常に興味深い。
  • 運用者が個人投資家を促すように、九月後半から動き出した軽量株に資金投入して来たら面白い相場になるので、月替わりの動きをよく見よう。

今週の見方(9月27日)
株式投資:今週の参考銘柄(9月27日)

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