寄り付き前に読む今日の相場分析。朝の「源太の講義」と「今日の見方」を要約してお届けします。


11月9日(月) 躊躇していた資金がどこに行くかがポイントである

11月10日(火) 全面高じゃないはず。まずは見るという事が大事な局面

11月11日(水)  いつもの年のように引き付けて引きつけての買いになる

11月12日(木)  二転三転するから、バブル相場の過ごし方を頭に入れる

11月13日(金) ここは思案、駆け引きとして厄介な発想になる


2020年11月9日 「躊躇していた資金がどこに行くかがポイントである」

・米中経済の良好さを買う流れになって来たことは良いこと。ただ、本当にそうならば選挙前の押しは無いし、売買代金が少なかった筈がない。
・余りにも売買代金が低調で、いきなり大きな商いは難しく、単純に指数の上昇は考えたが、寄与度の高いものと下がった軽量小型の好業績もの方が反発が早いと思った。
・しかし、市場はまともにソニーから買い上がって、テーマを感じさせない、買戻し模様が強かった。故に個人投資家は恩恵が少なく、象徴的なタイプのみが上がった格好。
・今週はSQ過ぎの体制と目先投資や上げるピッチが強く、躊躇していた資金がどこに行くかがポイントである。一方で中国に対する米国の対応が鍵を握ると思う。
・こうした確認するべき事と市場の早さで翻弄されてはならない。基本は『好業績株』という考え方には変わりなく、中立姿勢は維持する。

さて、ここから。【源太の講義】寄り付き前

「今週の見方」(11月8日)要約版 ➢こちらから

2020年11月10日「全面高じゃないはず。まずは見るという事が大事な局面」

・SQは上げて下げの揺り戻しかと思いきや、「行った行った」のランナウェイとなった感じでる。
・12月切りを大きく売っているGSなどがTOPIXを先日から買いに来ていた。ヘッジ効かした部分は良いが、純粋に空売りや下落に舵切った面々は辛いことになる。
・安いナスダックは逆に新型コロナで上がったものも多く、日本はそこは買われていない、または下がった株式も多かった。
・米国市場、バリュー株は経済さえまともならば元に戻るという考え方からオールドファッションが買われている。バリュー株が出遅れていたという事で、そうした動きから底上げが始まったと思う。
・まずは見るという事が大事な局面。(1)ここで動かなかった株式が動くのか、指数だけで引っ張るのか、地味にバイデン相場になっているか調整があった時に一緒に下がる弱い株式かの見極めになる。

思わず二度見した【源太の講義】寄り付き前

今日の見方(11月10日)

2020年11月11日「いつもの年のように引き付けて引きつけての買いになる」

・NY株の安定とナスダックの波乱は「ナスダックは終わった」ではなく、今の投資対象としては不適格という銘柄があるという見方をしている。
・一つは、大きな収益を上げたネット販売やテレワークですが、コロナがいまだに蔓延しているから、収益の変化は変わらない、もしくは、安定と見ている。少し買い過ぎもあったので確認する事が大事で、グロース投資にはよくある事。
・もう一つは税金逃れが多かったことから、アマゾンなどは今後やり玉になるだろうと思う。「これは駄目でしょう」という感じである。
・そういう状況に、日本では投信の決算を迎え換金先行型になるから、どうしても後10日ぐらいは触り難い。投信などが組み込んだものを解きにかかって、個人投資家が安定的に買うなら別ですあるが、買っても目先投資が投げてくる中、運用上の実弾売りが来る。
・買うのは内需型好業績という縛りになるから、いつもの年のように引き付けて引きつけての買いになる。地味な電池などの先で狙えるものになるだろう。

少し休む【源太の講義】寄り付き前

今日の見方(11月11日)

2020年11月12日「二転三転するから、バブル相場の過ごし方を頭に入れる」

・バブルっぽくなってきた市場は二転三転してくるから、「とにかく没頭しない、粛々とポジションを整理」が基本である。
・自分が「この株式は!」と信じたら簡単に売らないで、そこは伸ばしていく。資金は時間かかっても食い散らかしながら、特徴が有ったり、中身が見えたら買いに来ますので我慢が大事になる。
・今日はポイントの日。指数でついてきた市場ですが、日本市場での判断は難しいから、今日辺りは「見直し」相場になって軽いものが動くでしょう。
・ナスダック見る限りは今日は軽量級ですが、ジグソー軸の新しい攻め方で、意外に環境、電池、冷蔵庫、バイオなど強いものを大きく引っ張る可能性と、回って違うタイプと同時に来るだろう。
・ただし、ヘッジも必要な厄介な相場で『下がるという投資ではなく、探す投資』。とにかく早く動くから、支配者が何をするのかを掴む必要がある。いわゆる、「外人が買ってる」「ファンドが狙っている」というタイプ。

「企業大研究会」開きますかぁ!【源太の講義】寄り付き前

今日の見方(11月12日)

2020年11月13日「ここは思案、駆け引きとして厄介な発想になる」

・ここから押しが始まると思ってしまうのですが、ここはかじ取りが難しいところ。
・バブル型の運用になっているから、ここは隙があったら意外に買いに来る週末もあるし、週初のギャップも考えていかないとならない。
・バブル用の投資スタイルは、基本的に過剰流動性が存在した時に、本来は好業績や今後伸び行く株式に集中化する「グロース投資」になるが、経済はバブルではないから相場も限界があり、「資産運用」を金融系の方々が「株ぐらいしかないや」という事から、所有期間利回りが安定する企業や一定の経済ならば復活できる大型株などに向かうことを指す。
・「一回休むのか」が今日の見方で、ケアネット(2150)など好材料出た株式がどう動くのかとか、資金が集まらない低位株から何か出るのかを見る。
・下げに備えながら組み立てていくことが大事で、何が要因で一番下げやすいかを考えます。自分は指摘してきたようにやはり新型コロナがポイントだと思う。

ここ思案【源太の講義】寄り付き前

今日の見方(11月13日)

 

 

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